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タイトル: 「武道必修化」に伴う柔道授業のあり方に関する研究~教師の視座・生徒の運動有能感の視点から~
著者: 穴井, 隆将
発行日: 2015年3月25日
出版者: 奈良教育大学
収録種別: 学位論文
内容記述: 奈良教育大学修士学位論文, 学位の種類: 修士(教育学), 学位授与年月日: 平成27年3月25日
抄録: 平成24年度の学習指導要領改訂は、これまで保健体育科で「ダンス」とともに選択必修であった「武道」が、完全に必修化されることとなった。そこで、本研究では、現代の学校教育のあり方に沿った「武道教育のあり方」を探り、様々な問題点を全容解明する。同時に、過去の学校教育における「柔道授業」から、未来を見据えた「運動有能感を用いた指導方策や教授方法」への転換を提言していくことで、体育教師がよりよい柔道授業を展開していけるよう論じる。【研究1】教師の視座から 研究1では、柔道授業を実施している教師を対象にアンケート調査を行った。その結果、教師が柔道授業を通して「生徒に身につけてほしいこと」は、「柔道授業の基礎的技術」、「柔道授業の武道的思考」、「柔道授業の武道的態度」、「柔道授業の応用的技術」の4因子で構成さることが明らかとなった。また、柔道授業の中で「教師が生徒に身につけてほしいこと」において教師の柔道競技者経験有無が及ぼす影響について分析したところ、「柔道授業の応用的技術」において、5%水準で有意差がみられた。 【研究2】生徒の運動有能感の視点から 研究2では、実際に柔道授業を受けた生徒を対象に、「柔道の有能感に関する調査」、「柔道のイメージ」、「柔道授業を通して身についたと感じること」のアンケート調査を行った。その結果、柔道のイメージは、「肯定的イメージ」、「否定的イメージ」、「武道的イメージ」の3因子で構成されることが明らかとなった。また、柔道授業において生徒が「身についたと感じること」は、「柔道の技術的内容」、「柔道授業の武道的態度」、「柔道の特性」の3因子で構成されることも明らかとなった。「柔道の有能感」を単元前後でt検定によって分析したところ、すべての因子において有意に高まっている結果が示された。柔道の有能感の合計得点においても同様の結果であった。この結果をもとに、柔道の有能感の変化が柔道のイメージの変化に及ぼす影響、さらに、「柔道の有能感」の変化が柔道授業を通して「生徒が身についたと感じること」の各因子に及ぼす影響を検討した。 【研究1,2まとめ】 研究2の因子分析結果は、研究1の因子分析結果に類似する点と類似しない点があり、差異が生じる可能性がある。しかし、内容として学習指導要領の「技能」、「態度」、「知識・思考判断」それぞれの目標に沿った因子であることは確かであり、授業を展開する教師と授業を受ける生徒の考え方の双方を踏まえた上で授業づくりを考えることでよりよい授業が展開されると考える。また、柔道の有能感を高める授業づくりは、柔道競技者経験の有無に関わらず可能である。柔道の有能感のどの因子を高めていくことが生徒の身についたことに関連するか、さらに、柔道の有能感のどの因子を高めていくことで生徒の柔道に対するイメージが変化するか、今後の柔道授業で活用できるよう検討した。
言語: jpn
URI: http://hdl.handle.net/10105/9987
出現コレクション:2014年度(平成26年度)修了

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